「666って、悪魔の数字なんだって」
「ふぅん」
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666
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何故か夢に見た幼い日。
「もう、10年も経つんだな」
それは偶然か、必然か。
「ねぇ、止めようよ」
起こった惨劇。
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6月6日6時6分6秒。
それは、悪魔の賛美歌。
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「悪魔になるんだって」
「何、それ」
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押し寄せる不安。
「誰も、織らないのに」
何処からか、感じる視線。
「居る、の?」
響く、足音。
何かを引き摺るような、音。
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「あの子が死んだのって、本当に偶然なのかな」
「止めてったら」
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引き千切られた首。
昔のままに、微笑む少女。
「きゃあぁぁぁああッッッ!!」
大きな鎌。
重たげにあげられた瞼。
血が、流れる。
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「見ぃ、つけた」
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ガタガタと送られ続けるファックス。
「何?何なの、コレ」
綴られる無限の6の数字。
半狂乱になって叫ぶ。
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感じる気配。
振り返ると同時に、テレビ画面は砂嵐に変わる。
「貴方、なの?」
三日月形に歪められる口元。
血のように真っ赤な、唇。
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「ねぇ、悪魔って信じる?」
「え?」
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全ては悪魔の御心のままに。
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Coming Soon.....?
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あとがき。 |
たまには、こういう風に予告編みたいなものもいいかなぁと。
や、書く予定はありませんがね?(笑)
書いたら呪われそうじゃないスか。 |