らずにはいられない




「好き」
顔を見る度に思うこと。
それでも口に乗せるのをためらう言葉。



「好き」
どうしようもなく溢れてくる気持ち。
だけど、言い出せない一言。



互いのことを気遣うがために言えない。
そんな言葉があることを初めて知った。
今の関係を壊したくないから、ためらう言葉がある。
これから向かう道があるから、言い出せない一言がある。



いつから気付いたことだった?
いつから感じたことだった?
側にいれば感じた、切ないほどの苦しみと。
一握りの、安心感を。



「おはよ、今日も早いね」
「さて、仕事さがさなきゃな」
「大丈夫、すぐ見つかるって」
「……その根拠は?」
平静に話しているつもりでも、どこかぎくしゃくしたものになる。
こんなの、誰も望まないのに。
言えない言葉があるって、こんなにつらいものだった?



小さい頃はよかった。
誰にでもはっきり言えた気持ちだった。
それなのに、今はどうしてだろう。
大切にしたいから、口にできない2文字がある。



だから。



カミサマ カミサマ オネガイデス
言エナイ思イナラ 消シテ下サイ
苦シクテ 苦シクテ
悲シクテ 悲シクテ
好キニナッテハ イケナカッタ
愛ヲ感ジテハ イケナカッタ

カミサマ カミサマ オネガイデス
コノママデハ 壊レテシマイソウデス






カンシャのキモチ。
『星海研究所』のほしみゆーき様より頂きました!
きゃっほう、ケイミリだー!!(喜)
私がほざいたわがままに、書いてくださりましたのですよ!
個人的に、最後のカタカタ部分が好きです。
締め付けられるくらいの切なさが素敵なのです。
ほんとーに、ありがとうございました!!

ぶらうざのもどるでおもどりください。