◆◇選択式お題・「エドウィン・キミが呟いたひとこと」◇◆
| *「お前、女だって自覚あんの?」 「だったら、ちっとも手ぇ出そうとしないエドは男だって自覚があるのかしら?」 「だーかーらーっっ!それは置いといてちったぁ、その暴力癖どうにかしろ!!」 「仕方ないじゃない、これがあたしだもの」 「スパナ殴打がか」 「避けられるくせに避けないのはそっちでしょー」 さすがに危ないときは逃げるぞ、オレも。 痛みに甘んじているのは多分、多少なりとも後ろめたさがあるからで。 痛みで誤魔化す不正当な正当化。 |
*「バ・・・!キスに夢持ってるって言ったの、お前だろうが!」 |
| *「二度とこんな事すんなって、怒られるかと思った」 「…何で」 「だって、あんたっていつも了承得てからしかしないんだもん」 「どーせ度胸がありませんよ」 「言ってないでしょ、そんなこと」 愛おしくなって、胸がきゅうってなって。 真っ赤な顔は予想通り、嬉しそうな顔は反応は予想外だわ。 抑え切れずに君に抱き付いてキスをした日。 |
*「・・・あんたは覚えてる?昔読んだ絵本の名前」 |
| *「オレは我慢大会、するつもりないんですけど」 「やってるじゃない、いつもひとりで」 「だからな?好きでやってんじゃねぇって言ってるよな?」 「うん、そうね」 「…ウィンリィさん、お願いだから退いて下さい」 「仕方が無いわ。我慢してるのはエドだけで、あたしは我慢なんてしてないもの」 あぁ、何でこんなのに惚れたんだろ。 積極的なのは嬉しいんだ。 嬉しいけれど手に余るほどの愛しさを、一体何で誤魔化したら良い? |
*「好きって言ったら、せめてキスくらいしてくれる?」 |
| *「お前の傍にいんの、・・・もう辛ぇよ」 「あたしは全然辛くないけど」 「オ・レ・がッッ!!」 「ふぅん?」 「聴いてねぇだろ、お前」 「聴いてる聴いてる」 「二度言うな」 「聴いてるって、何がご不満よぅ」 「…短いスカートでベッドに寝転がるなしかもそこはオレのベッドだ!!!」 「おお、ワンブレス」 「やっぱ聴いてねぇだろがお前―――ッッ!!」 だから聴いてるって言ってるじゃない。 いちいち細かいことにうるさい男ね。 辛いくらいにあたしのことスキでいてくれるのが嬉しいのに。 |
*「悪いけど謝んね−ぞ。許して貰うつもりねぇもん。じゃなきゃ、お前ビビらせるの承知でこんな事するか!」 |
| *「あと何回、おかえりって言えるのかな」 「何回だと思う?」 「訊いてるのはあたしなのに」 「じゃ、考えるだけ無駄だ」 「何で」 「オレだって分からないし、お前も分からないなら、導き出される答えなんてないだろ」 そっか、そうだよね。 出る度にいってらっしゃいと、帰ってくる度におかえりを言う。 あと何回なんて、分からない。 |
*「あんたが 愛してる なんて、言えるわけないでしょ。それくらい、このあたしが知らないとでも思ってたの?」 |
お題は此方から
箱庭のお茶会
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