◆◇微エロ10のお題◇◆


1  貪欲なキス


「んぅっ」
「うぃん、りぃ?」
「ちょ、休憩、くる、し…」
「あー、ワリ」
「…エドってキス、好きよね」
「は?!」
「嫌い?」
「い、や…嫌いじゃない、けど」
「どしたの?変なエド」



どうしたと聞かれても。
喘ぐ君の顔を見たいからなんて、言ったら殴られるに決まってる。
貪欲なキスと、貪欲な心。

2  視線に犯される


「…エド、明かり消して」
「良いだろ、このままでも」
「良かったら言わないわよっ!」
「悪くはなさそうだけど?こことか」
「ぁ…っ」
「ほら?」
「〜っ、織らないっっ!!!」



恥ずかしいのよ、分かってよ。
触れられても居ないのに火照る身体。
君の視線に犯される。

3  指が熱い


「あ、つぅ…っ」
「ん?」
「エドの指、熱、い」
「そか?普通だろ」
「だ、って」
「何?そんなに感じてんの?」
「ふぁっ、やぁん…っ」
「…その声、反則」
「だ、れの、所為よっ!」



君が言うなら、そうかもしれない。
絡み付く蜜で濡れた指先に舌を這わせる。
君に触れた指が熱い。

4  まるで花弁のように


「も少し、脚」
「待っ…ぁっ」
「何だ、濡れてんじゃねぇか」
「や、だぁ…っ」
「花、みたいだな」
「へ?」
「花弁と、蕾と、蜜」
「…なっ?!」
「ってぇ!腹思いっきり蹴っただろ今!!」
「何てこと言うのよ莫迦ぁっっ!!」



ここにだけ咲く花に口付けた。
甘い蜜に酔いかけて、艶めいた姿に惑わせられる。
まるで花弁のように綻ぶ快楽。

5  甘い悲鳴


「やぁ…っんぅ、ふ」
「ウィンリィ…」
「えど、ぉ…ぁっ」
「かわ、い」
「な、に、ぃぁっあ、や、ぁんっ」
「声、可愛い」
「じゃ、もっと、聞かせてあげ、る」



仰け反った身体に、痺れる感覚。
嬉しそうに微笑う君を抱き締めた。
甘い悲鳴に誘われる。

6  そんなの無理…


「は?」
「あたしが、上」
「ウィンリィさん、正気デスカ」
「…この前、後ろヤだって言ったのに」
「…まだ根に持ってたのかよ」
「だからエド、今日は何もしちゃ駄目だからね」
「は?!」



されるがままで、何も出来ない?
つまりコレは拷問ですか。
そんなの無理…に決まってる。

7  耳を塞いでも消えない音


「えどっ」
「んぁ?」
「お、おと…」
「音?」
「立て、ないで」
「音って…コレ?」
「やぁっ、吸わない、でぇ…っ」
「好きだよな、ココ、弄られるの」
「ぁん…っ」
「紅いな…お、勃ってきた」
「ぁ、ぁっ、んっ、ふぁっ」
「硬く、なってる」
「や、だぁ…ぁっ」
「…ヤメても、良いけど?」
「…ずるい」
「じゃあ、イイ?」
「…音させるのは、イヤ」
「気にならないくらい、キモチ良くしてやるから」
「ちょっ、ヤだって…やぁんっ」



ヒトの話、ちっとも聞いてないじゃない!
溢れてくる快楽に、悔しいくらい感じてる。
だったら、耳を塞いでも消えない音を掻き消して。

8  何回目?


「3回目、か?」
「そんなの、いち、いち、数えない、でっ」
「まだ、イケるだろ」
「指だけで、何度もイカされて、たまるもんです、かっ」
「ンなこと言ったって」
「…ぁっ」
「いっ、今のはオレじゃなくて、お前が急に動いたからだぞ!」
「挿れっ放しにしてるのが悪いのよ!!」
「じゃ、オレのでイキたいワケ?」
「…最初からそう言ってるじゃない、バカ」



力の入らない身体に繰り返した愛撫。
喘ぎ続ける君が可愛くて、匂やかで。
腕の中で好きだと囁いたのは、何回目?

9  体の奥が蕩けそう


「…チョコレートみたいに蕩けちゃいそう」
「良いぞ、蕩けても」
「食べてくれる?」
「蕩けてても、蕩けてなくても食うけどな」
「うん、食べて?」



君が好き、好き、好き、大好き。
頭のてっぺんから、脚の爪先まで、全部あげる。
君に抱かれた身体の奥が蕩けそう。

10  壊れても、いいから。


「緊張、してる?」
「どっちかってぇと…興奮してる、かも」
「…えっち」
「…悪いか」
「開き直ったー」
「うるせ、男は皆そーいう風に出来てるんだよ」
「エド」
「ん?」
「脱がせて」
「ウィン、リィ」
「思いっきり欲情して、好きにして、良いよ」
「…止まらねぇぞ?」
「見て?触って?あたしの織らないとこまで、全部」
「…うん」
「全部あげる、だから…エドを全部、頂戴?」



抱き締めて、キスして、深く、深く、繋がって。
君の艶姿に、恋をする。
君を頂戴。壊れても、いいから。



お題は此方から

「創作者さんに50未満のお題」



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