Wake Up!


それは本当にイキナリで。
「それでわ!」
李厘の声があたりに響く。
「第一回、八百鼡ちゃん争奪戦を開催するぞぉ!!」
やたら響くと思えば、何故か彼女の手にはマイクが握られていた。
当の八百鼡はわけがわからない。
突然、李厘から外に出ようと言われ、
ついては来たものの、
こういった状況に陥っている。
「何で、そうなるんですか?!李厘様っ!!」
起承転結の『起』が見当たらない。
八百鼡は商品扱いされ、チャイナドレスに首のあたりにリボンが巻かれている。
「ちなみにスペシャルゲストとして、三蔵一行をお招きしておりまーす!」
「いつの間に?!」
本当にいつの間に呼ばれたのか、紅孩児一行だけでなく、三蔵一行の姿もあった。
「いーから、いーからv」
「私は良くないですっっ!!」
ひらひらと手を振る彼女に、八百鼡は少なからず抵抗の意を見せた。
辺りは、野原のような場所で、彼女専用にティールームが設けてある。
「八百鼡ちゃんは今のうちに、ゆっくり見学しててねーv」
「…『今のうち』…?」
彼女の意味深な言葉に、かげりを見せる八百鼡。
納得のいかない彼女は、李厘の腕を捕まえようとする。
しかし、その手をするりと逃れ、彼女に小さく耳打ちした。
「お兄ちゃんが勝てば、八百鼡ちゃんはお兄ちゃんのモノ。つまり、お兄ちゃんは八百鼡ちゃんのモノだよ?」
「え……」
いつもの彼女らしからぬ発言に、一瞬、唖然となる。
その意味を反芻するまでもなく、彼女の顔はあっというまに紅潮していった。
八百鼡の見ていないところで、Vサインをする李厘。
気づかない彼女の天然っぷりには、
苦笑せざるをえない。
「何がやりたいんだ、お前は」
「お兄ちゃん」
ナイスタイミングで、紅孩児様登場。
呆れたようにため息をつき、
困った顔で、紅孩児は李厘を見下ろした。
「いつもすまんな、八百鼡。だが、今回は李厘の悪ふざけが過ぎたようだ」
「いいえっ!そんな…私は紅孩児様のお役に立てれば…」
「八百鼡…」
「紅孩児様…」
二人だけの世界を作り上げていく。
※効果音+BGM+花のフレーム(爆)
周りの風景が変わりそうな勢いである。
すかさず、後ろから悟浄がケリを入れた。
あからさまに、面白くない顔をしている。
「はいはい、そこまで〜」
「言っておきますけど、『争奪戦』ですからね?」
一見、人の良さそうな笑顔で八戒は倒れこんだ紅孩児を覗き込む。
あくまで、『一見』だ。
「お前ら……」
「ソレはいいが、何で俺まで呼ばれてるんだ?」
独角が遠くからその光景を眺めながら、口をはさむ。
悟浄や紅孩児はともかく、
八戒に関わればどうなるか位は分かっているようだ。
「だあって、多いほうが面白いでしょ?」
李厘は口を尖らせて、すねてみせた。
実際は、これから何が起こるか楽しみで仕方がないのだが。
「俺を巻き込むな」
「ソウダツセン?何だソレ、うまいのか?」
「これだから嫌だね〜、小猿ちゃんは。争奪戦って言うのはな、つまり…」
「悟浄。放送禁止用語ギリギリまで言ったら、どうなるか分かってますよね?」
迷惑そうで不機嫌な三蔵。
意味のわかっていない悟空。
あまり好ましくないことを言おうとしている悟浄。
それを制する八戒。
ちなみに、この中で一番爆発寸前なのは三蔵で、
一番危険なのは八戒である。
「他人の不幸は蜜の味v」
そんな彼らに向かって、可愛らしくウインクする李厘。
「…おい、紅孩児。貴様、どういう育て方してやがる」
「…育て方については、お前に口出しされる覚えはないな」
三蔵は悟空。
紅孩児は李厘。
それぞれ、育てた保護者だ。
どちらも無邪気に、問題なく育ってはいると思うが。
「私、忘れられている気がするんですが…」
一人だけ外野の八百鼡さん。
レモンを浮かべた紅茶のカップを持ち上げている。
殆ど、現在の状況を諦めているようだ。
「んじゃあ、ルールを説明するよっ!」
そしてまた、どこからかホワイトボードが現れる。
「だから、ソレはどっから出した――――っ?!」
「細かいこと気にしてたら、話が進まないでしょっ!!」
総ツッコミを気にもせず、李厘は続ける。
ボードには、何かトライアスロンのようなコースが描かれていた。
「このコースの中に、八百鼡ちゃんに逃げてもらいます」
飲みかけていた紅茶を噴出す八百鼡。
あぁ、ヒロインにあるまじき行為…。
「な…っ、何故私が逃げなくてはならないのですか、李厘様!?」
咳き込みながら、八百鼡は上目づかいに李厘を見やる。
「最後まで説明聞いてねv」
「はい…。」
李厘は笑っているのに、背筋に冷たいものが走る。
その様子を固唾を飲んで見守る一同。
「…三蔵…。李厘ってあぁいうキャラだっけ…?」
悟空は、視線を合わせずに、遠くを見ながら呟く。
「俺が知るか」
興味なさそうに、煙草をくわえる三蔵。
「いやー…、俺は違ったと思うぞー?」
誰かを思い出しながら、ぞっとした。
悟浄はその誰かを見るようなヘマはしない。
「笑いながらっていうのが、怖いですねえ」
クスクスと、何を企んでいるんだと突っ込まれそうな笑みを浮かべる。
しかし、目が笑っていないことに誰もが気づいている。
「お前がソレを言うか」
タブーに自ら足を踏み入れる紅孩児。
「紅、やめとけ」
本気で止めに入る独角に、正しい判断だと悟浄は思った。
「あぁっもう!!関係ないおしゃべりばっかりしてるから、無駄に3ページも使っちゃったじゃないか!!(Microsoft Word使用/笑)」
「マイクロ…?」
八百鼡は、怪訝そうな表情を浮かべる。
「こっちの話!話を戻すね。それで、八百鼡ちゃんを捕まえた人が勝ち!」
「それって、鬼ごっこってことですか?」
「もちろん、『ただの』じゃないよv」
八百鼡の質問に、李厘はボードをくるりと回す。
裏面にもイラストが描かれている。
「水攻め、火攻め、何でもアリのトラップ付きvちなみに」
「?」
「時間ごとにトラップの位置は変わるから、どこから何が出てくるかわかんないからね」
「李厘様、もし私がソレにハマッて逃げられなくなってしまったら?」
「大丈夫!」
李厘はマイクを持っているにもかかわらず、さらに大声を出す。
あまりの煩さに皆は耳を抑えた。
「八百鼡ちゃんには反応しないように作ってもらってるから」
「誰が…そんなもの…」
何となく感じていることは敢えて口には出さない。
「提供はニィ健一氏です!」
やはり、と頭を抱える紅孩児一行。
当たっていた予感だから、尚更だ。
「あのマッドサイエンティストめ…っ」
「いつか、何かやるとは思っていたんだがなあ」
「私、あの方が仕事らしいことやっていらっしゃるのを見たことありません…」
誰だかわからない三蔵一行は、頭上にクエスチョンマークを浮かべている。
「そんなことはどうでもいいから、始めるよっっ!!」
八百鼡に逃げるように指示し、時間をはかる。
「今から10分後に出発ね」
時計を見ながら、彼らに告げた。


森の中を走る八百鼡。
「でも、逃げろと言われても…一体どこに逃げればいいのかしら?」
そう言って、立ち止まる。
鬼ごっこなど、子供の頃以来やった覚えはない。
自分が商品扱いされていることなど忘れて、彼女は楽しそうに笑う。
「李厘様のなさることは、いつも突拍子もないんですから」
子供の頃に戻った気持ちで、彼女は足を進めた。


しばらく歩いて、後ろから声が聞こえる。
「あーっ!八百鼡、みーっけ!!」
「ご…悟空殿?」
少々驚いて、彼女は振り返った。
「なんか、ゲームなんだろ、コレ?」
「え…えぇっと…」
「んで、お前捕まえれば何かもらえるのか?」
どういえば良いのか。
普通に説明したところで、彼が納得するのかどうか。
それが問題だ。
『何か』は確かにもらえる。
それが、『何か』ではなく、『誰か』というだけで。
好奇心いっぱいの瞳に、彼女はたじろぐ。
「あの…ですね…」
「ん?」
「さ……」
思いつき。
「三蔵殿なら知っていらっしゃいますよ!」
「そっか、三蔵なら知ってるかもな!聞いてくるっ!!」
その言葉に納得する悟空。
八百鼡は内心ガッツポーズをした。
くるりと踵を返し、手を振りながら彼は笑顔を浮かべる。
「サンキュなっ、八百鼡!!」
「どういたしまして〜」
うまく追跡をかわし、彼女は苦笑する。
良心が少なからず痛んだが、自分の運命がかかっているので、
手段を選べない。
(ごめんなさい、悟空殿)
彼の走って行った道が、ガラガラと音を立てて崩れていく。
「よ…良かったのよね…?」
奈落の底を見下ろして、冷や汗が流れた。
一体、何を仕込めばコレほどまでに見事に崩れ落ちるのか。


次に出会ったのは、無愛想な瞳。
「何だ」
「え…」
彼は、八百鼡を探す風でもなく、大きな岩に腰掛けて煙草を吸っていた。
強張った空気に、彼女も動けなくなる。
さらさらと流れている小川には、蒼い空が映っていた。
「用が無いならさっさと失せろ」
「すっ…すみませんっ!」
思わず謝り、頭を下げる。
(こ…怖い…)
三蔵の威圧感に押され、彼女は逃げるように道を引き返す。
「オイ」
「はいィっ?!」
声が上ずり、あがり調子になる。
自分の声がおかしいのも分かっていたが、
気にする余裕が無かった。
「お前、自分が景品扱いされているのに文句も無えのか?」
視線は合わされていないのに、
見透かされている気がして。
怖いけれど、その言葉はどこか優しく感じた。
だから、答えることが出来た。
「…楽しいから良いんです」
彼女は、三蔵の方へ振り返り、微笑んで見せた。
その直後、水の音が聞こえたかと思うと、
洪水が起こったかのように辺り一面泥沼のようになっていた。
もちろん、彼の姿はどこにもなかった。


小さく、風の音がする。
木の葉がはらはらと散っていく。
その中に不釣合いで対照的な紅。
一瞬、目を奪われる。
「あ……」
紅がこちらに気づいた。
「お。何だ、追いかける手間が省けたじゃん♪」
その言葉に、追われている立場なのだと改めて認識する。
「私、逃げているんでしたね」
「何だそりゃ」
苦笑する悟浄につられて、彼女も笑う。
愛しい人と同じ紅い髪。
でも、全然違う紅。
全然違う色。
「俺のモノになる気ある?」
冗談なのか、本気なのか、分からない表情。
戦っているときにも感じたが、
彼はいつもそんな顔をしている。
本心を悟られまいとしているのか。
「…ごめんなさい」
一瞬唖然として、言葉を失ったが、
すぐに我に変える。
彼女は困ったような表情を浮かべて、
頭を下げる。
「あ〜ぁ、フラれちゃったv」
残念そうな割には、明るい声だ。
「悟浄殿…」
そんな彼に笑いさえこみ上げてくる。
突如、吹き上げてくる突風に、手で顔を庇い、思わず目を閉じる。
何やら、木々の薙ぎ倒される音と、
悟浄の悲鳴のようなモノが聞こえた気がしたが、
目を開いたときにはそこには何も無かった。
「……何…なの…?」


あ、と声を漏らす。
「独角っ」
「よォ、八百鼡。何だ、お前本当に逃げてたのか」
大変だな、と笑いながら言う彼に、彼女は苦笑する。
独角は、八百鼡を追いかけることもせずに、
その辺りを散歩していた。
その辺りといっても、森の中であるが。
どこからか飛んで来た小鳥が彼の頭や方に停まっている。
それほど彼が穏やかであるということだ。
狂ってしまった妖怪達とは違う。
こんな時、はっきりと感じてしまう。
「ねえ、独角」
それを黙って見ていた八百鼡が口を開く。
チチと鳴きながら、停まっていた小鳥が羽ばたいて遠くへ飛び立った。
「もう、戻らないのかしら」
言葉が何を指すのか。
すぐに分かる。
「…何とも言えねぇな」
「誰も、望んだ訳じゃない」
狂ってしまった仲間達。
人間と変わらず、静かに暮らしていた者達。
もしかしたら、
愛する者も、愛してくれる者もいたのかもしれない。
悔しそうに歯噛みする八百鼡。
「こんなのって、あんまりだわ…!」
ぎゅっと、握り締めていた手の力を強める。
不意に、頭をかき回された。
「!?」
「だから」
「え?」
「今の俺達に出来ることをやるしかねえだろ」
見開かれる瞳。
八百鼡は、手を握る力をゆっくりと弱めた。
悲しそうに微笑む。
「……そう…ですね」
柔らかい風が吹き抜けた。
「そうかもしれませんね。」
…と思ったら、爆風だった。
辺り構わず爆発が続く。
「何だあ?!」
「こ…これも李厘様の仕業…でしょうか…?」
冷や汗をだらだらと流しながら、
八百鼡が呟く。
「とりあえず、お前は逃げろ」
「独角は?」
「大丈夫、死ぬよーなトラップは作って無いと…」
爆音がとどろき、
一面が焼け野原になる。
雑草も残っていない。
「思いませんっっ!!」
悲鳴のように叫ぶ八百鼡に、独角は笑う。
「みてーだな」
「だったら…っ!」
「大丈夫だって言ったろ?気に…」
彼の言葉を聞き終わる前に、
それは爆音にかき消される。
「独角っ?!」
気付いた時には、
赤土の見える地面が広がり、
誰の気配も無かった。
「李厘様…」
(本当に大丈夫なんですか、コレ?!)
八百鼡は、その場を離れるしか無かった。


足元に、バラバラと槍や弓矢が折れて散らばっている。
ついさっき、飛んで来た代物だ。
「どんな仕掛けなんでしょうねえ」
感心するでもなく、八戒は足元を見下ろした。
くるりと振り向く。
「ねえ、八百鼡さん」
イキナリ名前を呼ばれ、木の陰に隠れていたことを悟られていたのだと気付く。
茂みから音がして、
八百鼡が姿を現した。
「いつから気付いていらっしゃったんですか、八戒殿」
「貴女の気配を、僕が気付かないはず無いじゃないですか」
彼女は力なくうつむく。
「私の力不足というわけですね…」
八戒の言葉の意味に全く気付かず、自分を省みる彼女に彼は苦笑する。
「そういう意味じゃないんですけど」
「え?」
「いえ、こちらの話です」
何事も無かったように、八戒は話を続けた。
「えっと、かくれんぼじゃないんで見つけたから勝ち、じゃないんですよね」
「あ」
彼が、手を差し出す。
「捕まって、頂けますか?」
微笑みながら、そう言う彼に彼女は返答に詰まる。
「わ…たし…」
(どうしよう…)
困った表情で俯き、八百鼡は動きを止めた。
「あ…あの…」
その様子を見て、八戒は手を引く。
そうして、苦笑した。
「嘘ですよ」
「え?」
明るい陽の光が、地上に降ってくる。
八百鼡が顔をあげると、
そこにはいつもの彼の笑顔があった。
「貴女が捕まりたい方なら、この奥にいます」
スッと腕を上げ、指さす。
「これは本当です」
にっこりと微笑み、彼女の背中をポンと押した。
八百鼡は思わずよろける。
「八戒殿?」
「早く行かないと、本当に捕まえちゃいますよ?」
それに、と彼は呟いた。
「どうやら、ここは危ない様ですし」
その言葉に、彼女は振り向く。
一度に数百、いや、数千という槍が降ってきて、
あっという間に視界をさえぎった。
「きょ…」
他に言葉が浮かばなかった。
「今日は変わった天気ね…」


八戒が言った通りに進むと、彼の姿があった。
静かに、空を見上げて。
「紅孩児様」
そして、彼の名を呼ぶ。
「八百鼡か」
ゆっくりと首を動かし、
視線を空から八百鼡へと移す。
「あの…」
「良い天気だと思ってな」
小さく微笑む彼に、八百鼡は思わず顔をそらす。
「…変わった天気でしたけど」
先ほどの光景を思い出し、
彼女は呟く。
「変わった…?」
「いえ、何でもありませんっ、紅孩児様」
はっと気付いて、大きく手を振る。
「?」
(紅孩児様は、きっと、李厘様のお戯れだと思われていらっしゃるんだわ)
自分でもそのつもりだったけれど。
彼を前にすると、欲が出てくる。
ワガママになってくる自分がわかる。
(なっ…何を考えているの!私ったら!!)
捕まるのなら、この人に捕まりたい。
パンッと自分の顔を叩く。
「どうした?」
でも。
「紅孩児様…。私…私は…っ」
「八百鼡?」
彼女に触れようとした手を、炎がさえぎる。
「?!」
驚く二人。
「あっまーいっっ!!」
どこからか声が聞こえる。
突如、紅孩児の周りを炎が囲んだ。
「李厘?!」
「李厘様?!」
燃え盛る炎の中と外で、その声の主の名を呼ぶ。
しかし、呼ばれた本人はなんのその。
気にもせずに叫びまくっている。
「そんなに簡単に行ったら面白くないじゃないかっっ!!」
紅い炎が紅孩児に襲いかかる。
「紅孩児様ッッ!?」
アハハ、と李厘の笑い声がこだまする。
八百鼡は紅孩児に向かって手を伸ばした。
「紅孩児様――――ッッ!!!!」
『…ちゃん…』
(あと少しで届くのに…っ!!)
『…おね…ん』


「八百鼡ちゃん!!」
その呼び声に驚いて目を開く。
「り…李厘様…?」
汗だくになり、息を切らして飛び起きた。
そこは見慣れた自分の部屋。
寝ていた自分の上に李厘が乗っている。
(夢…?)
「もうお昼だぞうっ!そろそろ起きて、一緒に遊ぼうよっ!!」
李厘は服を引き出してきて、八百鼡を急かす。
「すみません、李厘様」
彼女は微笑んで、李厘に謝った。
ベッドから降り、着替えながら李厘に尋ねる。
「今日は何をしましょうか?」
ベッドに座って、足をぶらつかせている李厘は不適な笑みを浮かべた。
「えっとねえ、今日は…」
「え?」



END
あとがき。
なんだか、あとがきも出来ないくらい面白くないものを書いてしまった気が・・・・(汗)。一応、フィン様にささげる7777HITのリク小説です。くだらないものですみませんっっ!!ギャグという指定でしたのに、シリアス部分入れてしまってっ!!ギャグがもたないことが、よぉく分かりました(泣)。